送り手の没入と閉塞とは?
「紅白歌合戦」や「24時間テレビ」などの大型生放送番組で、スタジオのタレントたちだけが勝手に盛り上がっていることに違和感を感じる人は多いです。
一方でJR福知山線事故の記者会見では、読売新聞記者の暴力的な発言が問題となりました。一見違う現象に見えますが、いずれもマスメディアの送り手たちが、受け手との絆を欠いたまま、現場に没入してしまった結果です。受け手と結びつかない没入感は、激務や業界独特のルールとあいまって特権意識や傲慢さに結びつき、理論の低下をもたらしやすいのです。