マスメディアの集中排除とは?
一般企業の市場支配力は独占禁止法によって制限されています。マスメディアの場合には、この制限のほかに集中排除規制が加えられて、力の強いマスメディア企業が多数の事業体を傘下におさめてしまえば、言論・表現の独占集中が起こり、多様なコミュニケーションが確保されないことになります。
この規制はそれを避けるための方策であり、これまで特に希少な公共の電波資源を利用する放送において活用されてます。近年のデジタル化に伴う多メディア化、多チャンネル化のなか、情報産業振興の国家戦略ともあいまって、日本においてこの原則は緩和される方向に動き出しています。世界各国がほぼ同じ傾向にあって、たしかにそれは巨大メディア資本の発達を助長しました。