GPSとは?
アメリカ国防総省が開発した人工衛星を利用した全地球規模の測位システムで、全地球上において高度、位置を高精度に測定できます。高度約2万キロメートルの軌道上に24機の衛星を配置することにより、地球上のどの場所からでも4機以上のGPS衛星が見え、各衛星から観測点までの距離を衛星からの電波が届く時間で計算することにより、三角測量の原理で衛星観測点の高度、位置が計算できます。もともとは軍用のシステムでしたが、精度を落とした信号は一般ユーザーでも利用できるようになったことから、カーナビ等に幅広く利用されています。日本語では汎世界測位システムといいます。入射電波が強力なので、アンテナは小型でも十分です。水平位置および高度を1〜2センチメートルの精度で決定できます。国土地理院では、1100点以上のGPS連続観測局を全国に設置し、広域地殻変動をリアルタイムで監視する業務を始めています。南関東・東海地域には特に高密度の観測点が配置されています。GPS観測は、海上保安庁水路部、各国立大学などによっても実施されています。