共通の安全保障とは?
核戦争においては勝者も敗者もなく、戦争の回避に共通の利害があるという観点から、敵対国との協力により相互の安全保障を確保しようとする発想です。
1982年、パルメ委員会報告書で初めて体系的に提示されました。
核抑止は相互不信を前提としているため、自国の安全保障強化のための軍備拡大が軍拡競争をよび、かえって自国の安全を脅かすという安全保障のジレンマに陥ります。
その代案として軍事的透明性の向上、演習の相互通告、査察などの信頼醸成措置、防衛的防衛や非挑発的防衛への軍事態勢の変更など具体的な戦略概念が提案され、1975年からのCSCEのプロセスで一部とりいれられ、冷戦終結の一助となりました。