積極的安全保障/消極的安全保障とは?
NPTにより核兵器を放棄すればその国は、その見返りとして安全の保証を与えられるべきだという非核兵器国の要求に沿い、核兵器国から与えられる安全の保障です。
積極的安全保障は、1968年に米英ソ3カ国の一方的宣言により与えられ、NPT締約国である非核兵器国が核侵略の犠牲となった場合に対して、国連憲章に基づき、ただちに援助を提供することが約束されました。
これについては、国連憲章になんら新たなものを加えない上、拒否権の対象となるなど批判がでて、積極的安全保障に対するアンチ・テーゼとして、非核兵器国に対して核兵器を使用しないという消極的安全保障が求められました。
5核兵器国は、NPT延長会議直前の95年4月に、積極的安全保障に加えて、NPT締約国である非核兵器国に対して一定の条件を付けて核兵器の不使用を約束する消極的安全保障の一方的宣言を行いました。
これらの宣言はどれも法的拘束力を持たないものの、非核兵器地帯の構成国は、法的な拘束力を持つ消極的安全保障を提供されています。