イラン核開発疑惑とは?
イランの核開発疑惑は、反体制組織が、2002年8月、国際原子力機構に未申告のウラン濃縮工場の存在を指摘したことで関心を集めました。
なぜ中東の産油国のイランが原子力に固執するのかという点、ウラン濃縮工場の建設が原子炉の完成前にされているという点や、軽水炉のみの計画ではなく、重水生産工場を建設する点などの疑惑が指摘されました。
平和的利用を主張するイランに対して、03年6月のエビアン・サミット大量破壊兵器不拡散宣言や、同じ6月のIAEA理事会議長総括では、NPTの完全遵守のほか、保障措置追加議定書への即時無条件署名などが求められました。
また、英仏独が仲介に入り、イランは03年10月にウラン濃縮と再処理の停止を決定すると同時に、同年12月には追加議定書に署名しました。
しかし、申告と査察に対して同国が非協力的であるため、04年6月のIAEAは理事会で非難決議を採択しました。
05年には、英仏独の包括提案を不服として、イランは濃縮関連活動を再び始めています。