非核兵器地帯とは?
一定の地域内で核兵器が存在しない状態を創ることを目的とした条約に基づく制度又はそのような地域のことをいいます。
NPTとの大きな違いは、地帯を構成する国の領域内での核兵器の配備の禁止、条約付属の議定書におき核兵器国が法的拘束力のある消極的安全保障を提供する点です。
1975年の国連総会決議3472Bも、非核兵器地帯の概念として、1地帯における核兵器の完全な不存在の規則、2その遵守を検証する国際制度、B核兵器国による核兵器の完全な不存在の尊重、C核兵器国による違反行為への寄与の禁止、D核兵器国による地帯構成国に対する核兵器の使用、威嚇の禁止、の五つを挙げています。
ただし、1とBについては、実際の条約では、核兵器搭載艦船、航空機の通過、寄航は許容される傾向にあります。
いままでに、南半球を中心に四つの非核兵器地帯が成立していますが、モンゴルは92年、一国非核兵器地帯を宣言し、2000年にその旨、国内法を制定しました。
同じ年に、5核兵器国は、モンゴルに対し95年の消極的安全保障を再確認する声明を発表しました。