年金改革とは?
ブッシュ大統領は2期目の優先課題として公的年金制度の部分的民営化を上げています。
これは2009年から確定拠出型保険を公的年金の一部に導入しようとするもので、アメリカでは08年からベビーブーマー世代が引退期を迎えるため、年金財政の悪化が懸念されています。
現在12.4%の社会保障税を1.9%引き上げれば向こう75年間の財源は確保できるとの試算も存在し、日本と比較すればそれほど深刻な状態ではありません。
しかし、ブッシュ政権がこの改革を推し進めようとしているのは、小さな政府を求める保守イデオロギーのせいであり、民主党を支えてきた「ニューディール体制」を切り崩す狙いがあるからです。
また、金融業会は巨大な市場が開放されるため、この改革を支持しており、一方で世論は否定的な反応で、特に共和党の支持基盤である宗教保守派は懐疑的です。