宗教右派とは?
現在共和党を支える勢力の一つで、共和党の支持基盤を拡大する上できわめて重要な役割を演じてきました。
1970年代後半から共和党の右派とプロテスタントの保守派指導者が協力して、信心深い有権者を共和党支持に動員してきました。
彼らが問題視し、脅威に感じたのはアメリカ社会全般の世俗化の急速な進行ですが、特に73年以来の人工妊娠中絶の合法化とその件数の激増、60年代からの性道徳の乱れ、ポルノの蔓延、同性愛者の権利の強化、進化論教育の広がり、男女平等論と女性の社会進出の傾向、公立学校から宗教色が払拭される傾向などです。
南北戦争からの長期にわたり忠実な民主党支持者である南部の貧しい白人層を共和党支持に変更させる上で宗教右派の指導者は重要な役割を演じました。
80年結成のクリスチャン・コアリションは最大規模の団体であったが、現在は組織力が落ちてきて、それ以外にもフォーカス・オン・ザ・ファミリーをはじめとして様々な団体が存在しており、G・W・ブッシュ大統領は最も宗教右派に近い大統領といえます。